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【U-18】ポーランドGKトレーニングキャンプ
2018.01.09(火)
U-18
トランジットの時間も含むと約24時間の移動となりました。この時期のポーランドの平均気温は0℃・・・・。
レギア・ワルシャワは第一次世界大戦最中の1916年4月に若い兵士達によって「ドルジナ・レギオノヴァ」(軍隊のクラブの意味)として創設された歴史のあるクラブ。サッカー以外にもバスケットボール部門も有する総合型クラブでリザーブチームには、2015年にヴァンフォーレに在籍した秋吉泰祐選手のルーテル学院高校の1つ後輩の西翼選手が所属しています。
ポーランドの一流クラブだけあって施設も非常に素晴らしかったです。気候に左右されないドーム型の室内練習場もありました。
長野県出身の水上選手は選抜等に選出されていないいわば「無名の選手」でしたが、コーチ陣が「伸びのあるジャンプ力」などのポテンシャルがかわれて加入が決まりました。
性格は、、、、、おっとり。
全く言葉が通じない環境の中で、どれだけ自分からアクションを起こして関りを持つことが出来るか。
今回は、アカデミーのトレーニングだけでなくTOPチームの練習見学などもさせて頂きました。
ホームのスタディオン・ヴォイスカ・ポルスキエゴ(ペプシ・アリーナ)の収容人数は31,800人、ポーランドリーグの試合も観戦しました。
街中には、スケートリンク・・・。景色1つ、食べ物1つ、言葉1つ、異文化に触れることは人間を育てます。それが土台となり、サッカー選手としての質も上がっていくと考えます。
クラブの計らいでユース年代のトレーニングだけでなく、セカンドチームのトレーニングにも参加させて頂きました。
言葉が直接的には通じないものの、トレーニングを通じて五感をフルに使いながら吸収をする水上選手。
トップ、セカンド、ユースカテゴリーだけでなくスクールなど育成組織全体も見学させて頂きました。
■坂本武久アカデミーGKコーチ コメント
今回、ポーランドにて短期海外留学をさせて頂いたことをクラブに感謝しています。留学前に「何故ヨーロッパの大柄なキーパーが機敏に動けるか」ということでしたが、11日間のレギア・ワルシャワでの研修でヒントを得ることが出来たと思います。ポーランドでは、U-10からキーパートレーニングを開始するそうですが、同時に脳の発達に関するトレーニングも行っているとのことでした。聞く、考える、行動するということを意識した頭を使うセッションが常に入っており、今後自クラブ、また山梨県のゴールキーパーの発展のために役立てていきたいと思っております。
最後になりますが、今回の研修にあたり受入れに協力をしてくださったレギア・ワルシャワ、JJP関係者、クラブ関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
■水上珠吏選手(U-18) コメント
今回、ポーランドに海外留学をさせて頂き貴重な体験をさせて頂いたことに感謝しています。最初は言葉の違いやレギアの選手達のレベルの高さに驚き緊張感が高かったですが、何か1つでも吸収して日本に帰ろうという思いでトレーニングに臨みました。マチェックGKコーチの指導は非常に分かりやすく、新たな発見が多くとても勉強になりました。
『良い準備が無ければ良いプレーはできない』『キーパーの基本とは点を取られない事。その為にどのプレーを選択するか常に考えろ』『考えたら躊躇なく行動しろ』など、マチェックコーチの言葉を忘れることなく日本でも考え、行動に移せるようにしていきたいと思います。