地球温暖化対策を話し合う国連の会議「COP24」に佐久間悟GMが出席

2018.12.14(金)

クラブ

 この度、ポーランドで開かれている地球温暖化対策を話し合う国連の会議「COP24」に佐久間悟GMが出席し、ホームゲームでのリユースカップ使用を含めたクラブの活動と山梨県のPRを行いました。

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 「COP24」には190を超える国と地域が参加し、12月11日には地球温暖化などの問題に対するスポーツ界の取り組みについて、選手や団体などがパネルディスカッションする初めての会議が開催され、さまざまな競技の5人の代表者によるパネルディスカッションに、日本から唯一、佐久間GMが参加しました。

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冒頭にIOCのサスティナビリティ・コンソーシアムの会長であるモナコ公国アルバート皇太子から、「これからスポーツが社会変革のカタリスト(促進の働きをするもの)になる」旨のスピーチが発せられました。

 2004年からホームゲーム時に導入している紙製の使い捨て食器に代わり、「NPO法人スペースふう」「エコスポンサー」と協力し再利用可能なリユース食器を導入していることを紹介しました。具体的には、観戦に訪れる人が出すゴミの量を減らすため、飲食店の紙コップを廃止し、代わりに洗って再利用できるリユースカップを導入しています。
 その活動の結果、ゴミの焼却などに伴う二酸化炭素の排出量をこれまでに約65トン削減することが出来ました。これは約4,600本の杉の木が1年間吸収する量と同じです。
 地域とクラブと団体と企業が一体となって、スポーツによる持続可能な開発目標(SDGs※)の役割りを担っています。

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 佐久間GM「私たちのような小さなクラブでも環境によい影響を与えることができていると思います。」「将来は人々が健康に交流できる、新しい技術を生かしたスタジアムを山梨県につくることが夢です。」とパネルディスカッションで語り、会議のあとの取材に対し「クラブの取り組みをこのような場で発表できたことは非常に良かったです。リユースカップなどを今後も積極的に継続して取り入れていき、企業や学校を含めて様々なところに広がっていければ良いと思います。」と応えました。

持続可能な開発目標(SDGs)とは・・・2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本としても積極的に取り組んでいます。
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